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「この戦争の早期解決を願う」

1：従業員N :
2022/02/26 (Sat) 10:31:34: 高校生の頃に湾岸戦争が勃発した。

当時の社会科の若い先生はカリキュラムをすっ飛ばし、社会科のしばらくの時間をその戦争の解説に終始し始めた。
他の教師からその授業の適否が問題になったが、その先生は「今、こういった授業をやるべきだ」と全ての反対意見を突っぱねたらしい。

両当事国の主張･国連の判断･周辺国の動き･日本国の動き等をフラットに扱うとその先生は力説していたが、多国籍軍の主張をより多く扱ったり、各社の新聞報道に揺さぶられたりで、今から考えれば突っ込みどころ満載だが、僕にとって学校の授業で初めて心臓がバクバクと音を立てた記憶だ。

世間も保護者もまだ寛大な時代だったからこそ出来た授業、スマホもインターネットも無かった時代だったからこそ、やるべきとした授業だったかもしれない。

その後、僕は大学で国際政治を専攻し、青年海外協力隊になりたいと望み、留学その他で3年間ほど海外に住み、当時まだ紛争地域であったインドネシアのティモール島にも入った。

その先生の授業は常にこの言葉で締め括られていた。
「この戦争の早期解決を願う」

Yahoo！ニュース【2日間で5万人のウクライナ国民が国外へ脱出　徴兵年齢に達した男性の脱出は禁止】（スポニチアネックス）
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