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同時にこのことが頭をよぎった。あの中村哲医師の所じゃないか。
1:
従業員N
:
2019/12/08 (Sun) 13:17:15
学生の頃、青年海外協力隊になりたかった。
当時、新橋駅の近くにあった国際交流会館に通い常に多くの情報を得て、そして様々な講座も受講していた。
しかし、専門性の未熟さと語学を含む学力不足で不合格。
その後、バックパッカーとして、世界中の旅行者の情報基地であるタイのカオサンに寄る。これから陸路でヨーロッパ・パリを目指す人、アフリカを南下しケープタウンを目指す人(しかも日本人女性だった)、東南アジア・インド辺りを放浪する人などなど。
その中では私Nもオーストラリア・タスマニアから北上してティモール経由の航路にてインドネシア島々を渡ってきた希少情報の持ち主として、それなりに重宝された。
そこでのバーでの会話。
「今、一番ヤバイ国は何処だと認識している?」
「どこ?コロンビア?」「いや、アフリカ中央部でしょ、ルワンダとかウガンダとか」
「あと、どうやらアフガニスタンがヤバイらしい。あそこに入るのもまずお勧めしない」
横でのんびりとその会話を聞いていた僕は、アフガニスタンという国を初めて『意識』した。同時にこのことが頭をよぎった。あの中村哲医師の所じゃないか。
まだ、アメリカ同時多発テロから始まる一連のアフガニスタン紛争が起こる以前の話だった。
僕はかつて、中村哲医師のことを何かで読んだ時、静かな衝動を受けたことを今でも覚えている。そして青年海外協力隊になりたいと願った。
心よりご冥福をお祈りさせてください。
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