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『鹿児島のイチローさん』と『プレイヤーズファースト』

1:従業員N :

2015/05/20 (Wed) 13:52:49

昨日、ご来店された『鹿児島のイチロー』さんはこんなことを仰っておりました。
「まあ、野球をガッチリやってきた人間は、わしの話は聞かんですよ」

この掲示板でも何度も書き込ませて頂いておりますが、私Nは現在、町の体育指導員に所属し、また、町の教育委員会などの様々な行事やイベントで老若男女の多く方々にスポーツを、さらにジャグリングやけん玉なども教えております。

そういった現場で、現在、盛んに叫ばれている言葉に「プレイヤーズファースト」というのがあります。つまり「選手第一主義」であり「ボトムアップ理論」です。

運動部を大学まで続けバリバリの体育会系で育った私Nは、どちらかというと当時の昔ながらの体育会系根性論の世界にどっぷりいた訳ですが、それが現在は指導する立場となって改めて重要だと感じることは、やはり「プレイヤーズファースト」なのです。

「指導者のやるべきことは“指示”することでは無く“引き出す”こと。特に指導者は従来の指導方法の固定観念に縛られてはいけない」
私Nが常に心がけている言葉です。

しかし、そんな風潮の中でファーストとされた選手達は、どうしているでしょうか?

もちろん、自らの身体と特性を理解し最大限まで実力を発揮して、素晴らしい成績を次々と打ちたてている選手達も沢山いらっしゃいますでしょう。
反面、自分で決めた方法論だからこそ、そこから脱出できない選手達も多いのではないでしょうか。何故ならその方法論もまた1つの固定観念になってしまうからで、それこそ選手達は自分の身体や特性を理解することよりも、従来の練習方法に固着してしまう場合が多いのではないでしょうか。
この場合のさらなるデメリットは、そう、プレイヤーが自ら決めている「ファーストだから」ということになってしまうのです。

私N自身も教える立場でもありますが、まだまだ、本当にまだまだ多くを学ばなければならない側。学び、上達し、何かを達成することは、なんて楽しいことだろう。そしてその方法論は言葉一つにも隠れている。
しかもそれが、ある快挙を成し遂げ続けている現役偉人76歳の言葉では。

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