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灯りの消えたスーパーマーケット

1:従業員N :

2012/09/04 (Tue) 14:19:32

本日は午前中からぽつぽつと静かな雨。
開店する時間から雨が降っているなんて何日振りだろう。記憶が遠すぎて思いだせない。
昨日の記事でも書いたように、昨日今日とあたりはすっかり秋です。
今の雨と重なりゆっくりとした物憂い時間、、店内で流れる有線のJ-POPがいつも以上に元気みたい。

静かと言えば、先日近所のスーパーマーケットがお店を閉めてしまいました。
私達家族が毎日のようにお世話になっていた近所のスーパーマーケット。
お店自体は小さいけれど、大型店に無い手作り感と親近感。毎日多くの人が溢れて、店前を車で横切る時は、再再々徐行でお買物のお客さんに気を付けて通らなければならないほど。
今日は、しんと静まりかえる誰もいない店前を車で通り過ぎる。こんなにも道が広かったかなぁ。

なんだか、寂しい。

もちろん、近隣に好まれたスーパーマーケットとは言えども、一つの会社。採算性が悪いようではお店をやめてしまうのも致し方ない。周辺の必要性や私達の希望で営業を続けて行くような、今はそんなお人好しでやっていける時代では無い。
でも、なんだろう、、この心にぽっかりと何かが抜けてしまったような。。
私が諏訪に来た頃にはもう既にそこにあって、あるのが当然だったお店。何かが足りない時、すぐに走って買いに行けたお店。そしていつも賑わっていた活気のあるお店。
もしかして、今は一回閉めてもっと大きくリニューアルオープン?なんて楽天的な希望的観測。

一つの会社と言う意味では、ここの諏訪バッティングセンターも同じかもしれない。
バッティングセンターを始めた当初からは、スポーツも多様化し、個人の趣味も生活スタイルも千差万別になっている。野球に圧倒的な国民的人気があり、みんながどこかのプロ野球チームのファンで、家族揃ってテレビのナイター中継に一喜一憂していた時代はもうとっくに終わりを告げている。
そのスーパーマーケットと同じように、バッティングセンターも採算性だけを考えたら、運営していく価値は限りなく低い。

でも、その様な中でも、ここのオーナーはこのバッティングセンターを続けていきたいと言う。

なんとなく理解できる気がする。
下諏訪という小さな町、娯楽施設なんてほとんどない町に、少年少女から大人までが夢中になれる健全なスポーツ施設を作りたいという想い。下諏訪で生まれ育って下諏訪を愛してやまないオーナーだからこそ感じられる強い志が。
生まれた頃からそこにあって、子供の頃は父と通って熱心にバッティングを指導され、今は同じバッティングセンターで自分の子供にバッティングを教えている。
それがどれだけ素晴らしい事で、またその場所を提供できる事は大いにやり甲斐があり、誇れるものではないか、と。

このフロントに入ったばかりの私には到底まだまだ実感できるものでは無いが、静かな秋霖に助けられそんな物思いの一日でした。
2:タコスのK :

2012/09/04 (Tue) 23:12:56

今日は一段と哀愁漂ってますね〜。
スーパーTの突然の閉店、ここ数日の急激な秋模様、とある町のバッティングセンターの足跡を思った時、見事にその哀愁が混ざり合っているのを感じます。
有ると思っていた物(人、現象)が突然無くなった時、初めてその存在感に気づくとはよく聞く話しですが、そこのバティングセンターには長生きしてもらいたい物です。
カキーン!諸行無常の響き有り。
3:従業員N :

2012/09/05 (Wed) 04:32:07

お、鐘の音とバットの音をオーバーラップさせるとは、タコスのKさん、なかなかやりますね。
コメントありがとうございます。

いつも調子の良いこと(くだらないこと?)ばかり書いていますので、今回はこんな雰囲気で書いてみました。
秋雨の静かな空気が伝わって頂ければ幸いです。

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